VPSでMONEROマイニングをしてみる[ubuntu 16.04]

記事としてはn番煎じなため,備忘録です.

VPSはリソースとして余りがちですが,それを有効に使う方法があります.暗号通貨のマイニングというものなんですが,ここでは暗号通貨やマイニングの概念に関しては割愛します.

ではやっていきましょう.

 

用意するもの

VPS(ubuntu16.04)

・アルトコインウォレット(出金に関してはここでは扱いません)

MINERGATEアカウント

 

1.minergateをインストールする

https://minergate.com/ へアクセスし,Downloads,Console minersと辿っていき,ubuntuの項目を探し,リンク先のアドレスをコピーします.

おそらく下のURLだと思いますが,変更される可能性があるため必ず確認してください.

https://minergate.com/download/deb-cli

 インストールします.

$ sudo apt-get https://minergate.com/download/deb-cli

 私の環境ではinstallでうまく入れられなかったため,dpkgでインストールします.

 $ sudo dpkg -i minergate-cli-release.deb

 ~省略~

Saving to: ‘STDOUT’

- 100%[===================================================================>] 1.61K --.-KB/s in 0s

という感じの表示が出ていればOKです.

 

2.マイニング

それではマイニングを始めましょう.

minergate-cli -user 登録したメールアドレス -xmr 1

 ここで,-xmrはマイニングする通貨でこの場合Moneroとなります.1は使用するCPUのコア数で,1コアのCPUを使っている場合でも1と入力してください(空白だとフリーズします).

2コア以上の場合でも,1と入力した場合は1コアしか使いません.

(入力するメールアドレスは間違っていてもそのアドレス宛でマイニングが開始されてしまうため注意が必要です.)

以下のようにハッシュレートが出始めたら,あとは経過を眺めるなり,デタッチなりしてください.

[2017-11-08 15:19:43.491] [ info] New difficulty: 500

[2017-11-08 15:19:43.862] [ info] Share submitted successfully!!!
[2017-11-08 15:19:51.943] [ info] XMR hashrate: 23.8 H/s
[2017-11-08 15:20:01.943] [ info] XMR hashrate: 24 H/s
[2017-11-08 15:20:11.832] [ info] XMR hashrate: 21.08 H/s

 掘ったお金はminergateのdashboardで確認することができます.

Account status(dashboardの右上の方)で

Now mining:1 currency

となっていて、下のリストで自分が選んだ通貨がアクティブなことを必ず確認してください.なっていない場合はプロセスが生きていないか,メールアドレスが間違っています.

 

3.CPU使用率の上限を設定する

さて,このやり方だと,CPUをフルで使っていることになります.

CPU使用率が常時100%付近だと契約会社に怒られる可能性が高いため,cpulimitというツールで使用率を抑えます.(複数コア契約で,1コアしか使わないという場合なら大丈夫です)

$ sudo apt-get install cpulimit

$ cpulimit -l 90 minergate-cli -user 登録したメールアドレス -xmr 1

 これでCPU使用率の上限が90%になりました.ギリギリを狙いたい人は契約会社に問い合わせてみるといいと思います.

 

追記(2017/11/15)

上記の書き方だと上手くパスが通らない場合があるので、以下のようにパイプラインを通すと多分できると思います。

$ cpulimit -l 90 | minergate-cli -user 登録したメールアドレス -xmr 1 

 

追記(2017/12/9)

minergateではなくcpuminerを使う場合、上のパスだと通りませんでした。以下のコマンドで無事実行できました。

 $ cpulimit -l 90 -- ./minerd --config=cfg.json